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[在南アフリカ共和国大使館]在留邦人の皆様へ(ワールドカップ対パラグアイ戦) [ワールドカップ]

いよいよ明日ですね。
しかし今までの会場の中でプレトリアは結構注意が必要だと思います。大使館からも注意喚起の情報がきていましたので掲載します。

ではまた。


在留邦人の皆さまへ

サムライ・ブルーの素晴らしい活躍により日本代表は16強入りし、いよいよ決勝トーナメントです。これまで日本戦3試合を通じた被害状況を踏まえ、29日のプレトリアでの決勝トーナメント第1戦(パラグアイ戦)に向けた注意事項をお伝えします。今回の南ア滞在が快適で一生の良き思い出となりますよう、引き続き安全対策にはお気をつけ下さい。

今回の試合は首都プレトリアで行われるため臨時事務所(モバイルユニット)は設置しませんが、日本大使館はロフタス・スタジアムから4キロ地点にありますので、緊急時や支援を要する場合には大使館対策本部までご連絡下さい(012-4521591/2)。また、スタジアム内外に6名の大使館支援要員(オレンジ色のジャケットを着用)を配置しますので、支援を要する際は、ご相談下さい(083-2710039/42)。

ファンのみなさんへ(注意事項骨子)

●夜間は歩かない。日中でも独りでは歩かない。

●可能な限り車で移動し、どうしても徒歩移動が必要な場合には大通りを集団で。

●「危なそうだな」と思ったら、速やかにその場から離脱。

●万一、強盗に遭ったら、絶対に抵抗しない。

●置き引きが多発。旅券・貴重品は身につけ、鞄には盗られても良いものを。

●スタジアム内で応援中や、勝利の瞬間を狙った置き引きが多発。

●スタジアム内外で、フレンドリーを装って鞄や金品を奪う手口が横行。

1.邦人が被害にあう犯罪傾向

 27日までに当館に報告された邦人被害は強盗が2件(被害者3名)、盗難が28件です。注意すべきポイントは以下のとおりです。

2.強盗被害

●身体的危害につながり得る強盗被害には特に警戒が必要です。22日、邦人男性2名がダーバンでナイジェリア・韓国戦を観戦した後、徒歩にて宿舎に戻る途中(23時頃)、雰囲気の悪い路地に迷い込み、8~10名に取り囲まれるという強盗事件が発生しています。14日のブルームフォンテンでの日本対カメルーン戦の直後にも、邦人男性が宿舎に戻る途中、仲間とはぐれて独りで歩いていたところを強盗被害にあいました。

●したがいまして、やはり深夜の徒歩移動、単独の徒歩移動は避け、スタジアムへの移動など外を歩かねばならない場合であっても、大通りを集団で移動するようお願いします。また、いずれの強盗事案も被害者は事前に危険な雰囲気を察しており、「危なそうだ」と思ったら、速やかに現場から離脱する(引き戻す等)ことも重要なポイントです。南アフリカでも、自らの身を危険と見られる場所や、危険な時間帯に置かないことで、強盗被害は相当程度、回避することが出来ると言えます。

●その上で、万一、強盗に遭遇した場合は、抵抗しない(大声を出さない、急な動きをしない、犯人の指示に従う、不用意な発言をしない)ことが鉄則です。

3.置き引き等の窃盗

●これまでの邦人被害の9割は「置き引き」です。安全そうに見える立派なショッピング・モール、ホテル、レストランでも、食事中に椅子や足下においた荷物が、離席したり、わずかに注意をそらした瞬間に奪われる事件が頻発しております。

●また、見知らぬ者が親しげに話しかけ、道路や時間を訊ね、立ち止まったところを襲う手口や、「あなたの国のお金を見せて」、「お金を両替して」などと言って現金を奪う手口の盗難も発生しています。犯行では第3国の窃盗団によるケースも報告されています。

4.スタジアムでの被害

●応援に熱中し、勝利に沸いた瞬間に足下から荷物を奪う手口の盗難が横行しています。24日のラステンバーグでのデンマーク戦では、日本人ファンが勝利に沸いている間に鞄を奪われるという事件が7件、14日のブルームフォンテンでのカメルーン戦でも2件発生しています(19日ダーバンでのオランダ戦は被害なし)。そこで、(ア)荷物は最小限にする、(イ)旅券等盗られて困るものは肌に身につけ、カバンには盗られて困らないものだけを入れる、(ウ)カバンは目の届かない場所には置かず(通路側の方は特に注意して下さい)、足下に置く場合も足にヒモで結んでおくなどの工夫をするなど対策をとられることをお勧めします。

●試合終了後の1時間が被害が集中して発生する時間です。24日のデンマーク戦では、フレンドリーな外国人客と記念撮影している間に鞄を奪われるという事件も発生し、同様に肩を組まれたりして危険を感じたケースも何件か報告されています。会場ではフレンドリーな中にも悪意のある分子が紛れこんでおりますのでご注意下さい。

●集団で行動するためには、仲間とはぐれないことが重要です。試合後にスタジアムから一斉に移動する際には、かなりの混雑・混乱が想定されるので、仲間同士お互い声を掛け合い、お子さんの手を離さないようご注意願います。

5.プレトリアの「ロフタス・ファースフェルト・スタジアム」について

●パーク・アンド・ライド及びウォークの情報を大使館HPにアップしていますのでご参照下さい。中でもSouthern Park and Ride (Pretoria Union in Groenkloof)は、スタジアムに3キロ程度で、日本大使館にも近く(500m)、空港からの高速道路(R21)やヨハネスブルグからのN14(ベン・スクーマン・ハイウェー)の高速出口(ファウンテン・サークル)からも3km程度と便利です。駐車場は試合4時間前(12時)から使用可能となり、無料のシャトル・バス(大型バス)に乗る前にパークアンドライドの名前

入り紙製の腕輪をはめられ、自分がどこのパークアンドライド駐車場に車を停めたか一目瞭然となります。この腕輪の色は各駐車場ごとに異なる色が使われています。

●シャトルバスを降りた場所からスタジアムまでは重点警備エリアであり、かなりの警察官のプレゼンスがあります。帰路は暗くなるので、明るいうちに試合後に自分のパークアンドライド駐車場に戻るためのシャトルバスの出発場所を確認しておくことが重要です。

(なお、タクシーを利用される場合には、宿泊先を通じて信頼のおけるタクシー会社を利用されるようご留意下さい。)

●在留邦人の皆様におかれては、今回は日本人会による応援バスツアーはなく、自家用車等での移動となりますので、各位にて十分ご注意下さい。スタジアムに近い私設駐車場の使用や路上駐車という方法もありますが、安全性には当たり外れがあります。

●ロフタス・スタジアムは古い施設であるため、トイレは多くありません。試合後に行くとなると結構な順番待ちが予想され、声を掛け合い仲間からはぐれないようご注意下さい。

●「Park and Ride by Train」はプレトリア駅付近の「SALVOKOP PARKING」に車を停めて電車利用をしてスタジアムに向かうものですが、何ヶ所か警備状況に不安(プレトリア駅で線路をまたぐ長い歩道橋等)があり、あまりお勧め出来ません。

以上



2010年6月27日

在南ア日本大使館

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