SSブログ

[在南アフリカ共和国大使館]南アフリカを含む南部アフリカにおける感染症情報 [アフリカ]

大使館情報が来ました。
今度は感染症のようです。
ちょっと怖い症状ですね。気を付けてください。

そういえば、もう2月ですね。毎年思うこと、1月はあっという間に終わる。

ではまた。

在留邦人の皆さまへ

本年1月、南アフリカのCDC(Communicable Diseases Communiqué)の発表によれば、南アフリカを含む南部アフリカにおける感染症情報は次のとおりです。

1.腸チフスの流行

(1)ジンバブエでは、昨年10月よりハラレ他において次のとおり腸チフスが流行しているとのことです。

2011年10月~2012年1月5日:1,078名(疑い例)、26名(確定例)

(2)ザンビアでは、2012年1月6日までに、少なくとも2,094名(疑い例)、3名(死亡例)が報告されています。

2.Tick Bite Fever(TBF)
数は報告されておりませんが、2011年9月より、TBFが増加しているそうです(ダニに噛まれた後、「発熱・筋肉痛・頭痛・リンパ節腫脹・発疹・出血傾向・多臓器不全など」を起こし、治療が遅れると、死亡にいたる例もあります。)。この病気は1年を通して、都市部でも地方でも発生しています。

日本でいう、「ツツガムシ病」のようなものです(ダニに噛まれた時、リケッチャと呼ばれる病原体が身体に侵入し発症します。)。 

草地に入るときや、トレッキングをされるときはご注意下さい。

3.アフリカ・トリパノソーマ症
余りなじみのない病気と思いますが、アフリカでは結構有名な病気です。「眠り病」と言った方が、なじみがあるかも知れません。
ツェツェバエというハエに刺されて、そこからトリパノゾーマという原虫が体に入り込んで病気を起こします。

ジンバブエの国立公園を旅行した後、南アフリカに来た方が発症して入院したとのことです。

刺入口に潰瘍ができ、発疹・リンパ節炎・肝脾腫・発熱・頭痛などを生じ、末期には意識混濁・嗜眠性(ここから「Sleeping Disease」という名前が付きました。)となり死亡します。

治療には早期に特殊な薬を使用する必要があります。心当たりがある場合は、その旨を伝えて検査を受けてください。早期の治療開始が必要です。

平成24年1月31日

日本大使館医務班

medical@embjapan.org.za

http://www.za.emb-japan.go.jp/index_jp.html

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。