[在南アフリカ共和国大使館]年末休暇に向けた大使館医務官による注意事項 [アフリカ]
大使館から情報が来ていましたので掲載します。
まだまだリカバリーは続く
ではまた。
在留邦人の皆さまへ
いつもお世話になっています。
「年末休暇に向けた大使館医務官による注意事項」を送付します。参考にしてください。
南アフリカの11月の疾病統計に関しまして、(NICD)
1.狂犬病
ヨハネスブルグ周辺:29件の動物の狂犬病が確認されているとのことです(犬:26,牛:2,猫:1)(そして、人間の死亡例1件)。
最近、Northern Cape Provinceに住む農家の人が、マングースと飼い犬のけんかの仲裁に入り、指をマングースに噛まれ、約3ヶ月後に発病して死亡したそうです。マングースが狂犬病に罹っており、それが伝染したものと思われます。野生動物は予防注射が出来ませんので、ご注意ください。(リス類など、寄ってきて餌をねだるので、ついかわいくて餌をあげたくなります。特に子供さん達は。万一、それらが狂犬病ウイルスを保有しておりますと、忘れた頃にとんでもないことが起こります。これから野生動物を見に行く機会が多くなると思いますので、ご注意ください。私は、アメリカで、寄ってきたリスがかわいくて手を出して噛まれたことがあります。相手に悪気はないのですが、万一の事を考えますと、野生動物に安易に手を出すことは危険です。おやめくださいますようにお願いします。)
2.麻疹
予防注射の効果か、発生数は急激に減ってきておりますが、まだ50人/週ほどは発生しておりますので、油断しないでください。
3.インフルエンザ
減少してきております。
しかし、気温の変化が激しいので、体調を壊す方(感冒)が増えております。お気をつけください。
4.髄膜炎
11月初旬までの発生数は、「329例」(昨年同時期:406例)でした。
血清学的にいろんな型があるのですが、「主な型は、W:49%、B:30%、Y:13%でした。」
流行期は、冬から春に多いようです。
5.リフト・バレー熱
Free Stateなどで、動物と濃厚に接触している方々に相変わらず発生しているようです。
農場で、動物と濃厚な接触を休暇中に考えておられる方は、NICDのホームページで、流行状況を十分に把握して休暇をお楽しみください。
6.リケッチャ
休暇中にトレッキングを考えておられる方々へ
トレッキング中にダニ(tick)に噛まれ、リケッチャ症に感染する可能性があります。肌を露出することを出来るだけ避けてください。
不明熱(マラリアなどとの鑑別も必要ですが)が出た場合、リケッチャも考慮してください。
ブッシュに入った、虫に刺された痕がある、発熱、局部のリンパ節の腫大などが手がかりとなります。
以上
平成22年11月23日
日本大使館領事班
まだまだリカバリーは続く
ではまた。
在留邦人の皆さまへ
いつもお世話になっています。
「年末休暇に向けた大使館医務官による注意事項」を送付します。参考にしてください。
南アフリカの11月の疾病統計に関しまして、(NICD)
1.狂犬病
ヨハネスブルグ周辺:29件の動物の狂犬病が確認されているとのことです(犬:26,牛:2,猫:1)(そして、人間の死亡例1件)。
最近、Northern Cape Provinceに住む農家の人が、マングースと飼い犬のけんかの仲裁に入り、指をマングースに噛まれ、約3ヶ月後に発病して死亡したそうです。マングースが狂犬病に罹っており、それが伝染したものと思われます。野生動物は予防注射が出来ませんので、ご注意ください。(リス類など、寄ってきて餌をねだるので、ついかわいくて餌をあげたくなります。特に子供さん達は。万一、それらが狂犬病ウイルスを保有しておりますと、忘れた頃にとんでもないことが起こります。これから野生動物を見に行く機会が多くなると思いますので、ご注意ください。私は、アメリカで、寄ってきたリスがかわいくて手を出して噛まれたことがあります。相手に悪気はないのですが、万一の事を考えますと、野生動物に安易に手を出すことは危険です。おやめくださいますようにお願いします。)
2.麻疹
予防注射の効果か、発生数は急激に減ってきておりますが、まだ50人/週ほどは発生しておりますので、油断しないでください。
3.インフルエンザ
減少してきております。
しかし、気温の変化が激しいので、体調を壊す方(感冒)が増えております。お気をつけください。
4.髄膜炎
11月初旬までの発生数は、「329例」(昨年同時期:406例)でした。
血清学的にいろんな型があるのですが、「主な型は、W:49%、B:30%、Y:13%でした。」
流行期は、冬から春に多いようです。
5.リフト・バレー熱
Free Stateなどで、動物と濃厚に接触している方々に相変わらず発生しているようです。
農場で、動物と濃厚な接触を休暇中に考えておられる方は、NICDのホームページで、流行状況を十分に把握して休暇をお楽しみください。
6.リケッチャ
休暇中にトレッキングを考えておられる方々へ
トレッキング中にダニ(tick)に噛まれ、リケッチャ症に感染する可能性があります。肌を露出することを出来るだけ避けてください。
不明熱(マラリアなどとの鑑別も必要ですが)が出た場合、リケッチャも考慮してください。
ブッシュに入った、虫に刺された痕がある、発熱、局部のリンパ節の腫大などが手がかりとなります。
以上
平成22年11月23日
日本大使館領事班