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[在南アフリカ共和国大使館]大使館からのお知らせ(医療情報) [アフリカ]

大使館から医療情報が来ていましたので掲載します。
年々南アの冬が寒くなっているようです。こちらは暑い夏ですが、南アは冬本番ですね。

ではまた。

大使館からのお知らせ(医療情報)

平成25年7月12日 在南アフリカ共和国日本国大使館


1 インフルエンザ
国立伝染病研究所(NICD:National Institute for Communicable Diseases)によりますと,5月頃よりインフルエンザが発生し始め,現在はクワズールー・ナタール州や北西州で多く発生しているとのことです。大流行というレベルではないようですが,NICDでは,500〜700万人が今シーズン罹患し,9,500人位が死亡するであろうと予測しています。現在検出されているタイプはほとんど「A型インフルエンザでH1N1(豚インフルエンザ)」とのことです。
妊婦,2歳以下の子供,慢性の基礎疾患を持った方(例:糖尿病,喘息,免疫不全),65歳以上の方,肥満の方はハイリスクです。ご注意ください。

2 ロタウイルス
  5月よりクワズールー・ナタール州で下痢の患者が多発しています。原因の半数以上はロタウイルスによるものであると判明しています。南アフリカでは,2009年よりロタウイルスの予防注射が予防接種のスケジュールの中に組み込まれていますが,完全に流行を防ぎ得ていないようです。日本でも最近はロタウイルスの予防接種がされていますので心配は要らないと思いますが,食事の前にしっかりと手を洗うことを励行してください。クワズールー・ナタール州では大人の入院も見られているとのことです。

3 クリミア・コンゴ出血熱
ムプマランガ州にて1人発生しています。ダニに噛まれて,ダニからウイルスが人体に注入されて発症します。時に出血傾向を生じ死に至ることがあります。今年に入り他に3例が確定しています。(ゲームリザーブなど)ゲームリザーブで歩いたり,山をトレッキングする時はダニに十分ご注意ください。
(了)
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